ニッテレ債権回収「サービシングセンター」とは?

ニッテレ債権回収「サービシングセンター」とは?

ポストを開けたら、また「ニッテレ債権回収」から封筒が届いていました。

その下に、「〇〇サービシングセンター」という文字。

そもそも「サービシングセンター」とは何なのか?

頭の中でいろいろな疑問がぐるぐる回って、不安になりました。

ですので、私が調べてみて分かったことを書いておきます。誰かのお役に立てればと思います。

「サービシングセンター」の正体

サービシングセンター」とはいったい何なのでしょうか。

最初は「何か特別な、怖い場所なのではないか」と思いました。

しかし調べてみると、意外とシンプルでした。

簡単に言うと、サービシングセンターは「債権の管理や回収を専門に行っている部署」のことです。

もう少し詳しく説明すると、こういうことのようです。

例えばクレジットカード会社や銀行が、「この方は支払いが滞っている」となったとき、その債権をニッテレ債権回収のような専門会社に委託します。

そして、その後の連絡や交渉をすべて引き受けるのが、このサービシングセンターということです。

私に届いた督促状も、ここから送られてきたものでした。

サービシングセンターの業務内容とは?

ここで知っておきたいのは、彼らの仕事は「厳しく取り立てることだけではない」ということです。

もちろん、支払いの督促は行います。それが業務ですから。

しかし、実際には、債務者の状況を聞いて、どうすれば現実的に支払いを再開できるか、一緒に考えてくれる側面もあるようです。

例えば、一括での支払いが難しければ、分割払いの相談に応じてくれたり、生活が本当に苦しい場合は、専門家(弁護士や司法書士など)を紹介してくれることもあるとのことです。

公式サイトを見てみると、「債務者の経済環境を的確に判断しながら、最もリーズナブルな回収方法を実行いたします」と記載されていました。

つまり、一方的に取り立てるのではなく、債務者の状況も考慮してくれるということです。

もちろん、これは建前かもしれませんし、実際にどうなのかは分かりません。

しかし、少なくとも「話し合いの余地はある」ということは理解できました。

サービシングセンターはなぜ3つもあるの?

公式サイトを見たところ、サービシングセンターが札幌、東京、福岡の3箇所にありました。

なぜだろう?」と思いました。

最初は、たらい回しにされるのではないか、という不安もありました。

しかし、これにもきちんとした理由がありました。

全国に分散している債務者に対応するため

考えてみれば当然のことですが、日本全国には北海道から沖縄まで、多くの債務者がいます。

それをすべて東京の一箇所だけで対応するのは現実的ではありません。

ですから、北日本は札幌、関東は東京、西日本は福岡、というように地域ごとに分けているのだと思います。

地域ごとに拠点があれば、郵便物も早く届きますし、電話でのやり取りもスムーズになります。

また、各センターはオンラインで情報を共有しているため、どのセンターが担当であっても、債務者の状況はきちんと把握されています。

各センターの所在地

ちなみに、3つのサービシングセンターの所在地は以下の通りです。

札幌サービシングセンター
札幌市中央区北一条東1丁目2番5号

東京サービシングセンター
東京都港区芝浦3丁目16番20号 芝浦前川ビル3F

福岡サービシングセンター
福岡市博多区冷泉町5番32号 オーシャン博多ビル5F

それぞれ、札幌総合店、東京総合店、福岡総合店という大きな拠点の中に設置されているようです。

つまり、ただの電話窓口ではなく、支店や事務部門と連携している、しっかりとした拠点ということです。

サービシングセンターが扱っている債権

ちなみに、サービシングセンターが扱っているのは、主にクレジットカードや各種ローン、リース契約といった金融関連の債権です。

私の場合もクレジットカードの件でしたので、サービシングセンターから連絡が来たということです。

ニッテレ債権回収には他にも「福岡コールセンター」という部署があり、そちらは公共料金や通信販売の代金などを扱っているようです。

つまり、債権の種類によって、担当する部署が分かれているということです。

自分の担当はどこ?見分け方

では、自分に手紙を送ってきたのは、3つのうちどこなのでしょうか。

これは簡単です。

着信があった電話番号」や、「手紙に記載されている電話番号」を見れば分かります。

センター 電話番号
札幌サービシングセンター 0120-821-451 / 0120-374-888
東京サービシングセンター 0120-481-215
福岡サービシングセンター 0120-680-575

私の手紙には東京の番号(0120-481-215)が記載されていましたので、「ああ、東京サービシングセンターが担当なのだな」と分かりました。

ちなみに、東京サービシングセンターには自動音声案内ダイヤル(0120-118-115)もあるようです。

24時間対応しているのかどうかは分かりませんが、こういった選択肢もあるということは知っておくと良いかもしれません。

私が取った行動

では、私はどうしたのか。

正直なところ、直接電話するのは怖かったです。

怒鳴られるのではないか」「一括で払えと言われるのではないか」など、いろいろなことを考えてしまいました。

ですから、まずは専門家に相談することにしました。

弁護士や司法書士など、借金の相談に応じてくれる専門家は多くいます。

私はインターネットで調べて、無料相談を行っている事務所に連絡してみました。

チェック こちらでは専門家である「司法書士」に無料で相談可能です。

専門家に話を聞いてもらったところ、「ニッテレ債権回収はきちんとした会社ですから、無視せずにしっかりと対応した方が良いです」と言われました。

現在は、その専門家にサポートしていただきながら、少しずつ前に進んでいます。

調べてみて思ったこと

サービシングセンター」という言葉の正体が分かり、なぜ複数あるのかも理解できて、漠然とした不安はかなり軽くなりました。

知らない言葉や、分からない仕組みというのは、それだけで人を不安にさせます。

しかし、きちんと調べて理解すれば、少しは冷静になれます。

もし今、同じように不安を感じている方がいらっしゃいましたら、まずは手紙をもう一度よく見てみると良いかもしれません。

担当のセンターの連絡先が記載されているはずです。

無視するのが一番良くないと、いろいろなところで言われています。

私も怖かったですが、専門家に相談してみたところ、思っていたより道はあると分かりました。